"普通のコーヒー"
- Mizuki Yamabe
- 2016年8月30日
- 読了時間: 2分

一週間前に母と叔母が、これ以上ないほどのハイテンションでオーストラリアに上陸いたしまして。これ以上ないほどのハイテンションでメルボルン市内巡りをすることになり、コーヒー好きの母のために、有名なカフェに足を運んだときのこと。
英語で書かれた飲み物メニューを解読しながら母が一言。
「普通のコーヒーを飲みたいのだけど、どれが普通のコーヒーなの?」
ここでいう「普通のコーヒー」とは、日本でいうレギュラーコーヒーのこと。日本で「コーヒーをください」というと、ぱっと出てくるアレだ(適当)。
一方、メルボルンで「コーヒーをください」というと、大抵は「どの種類のコーヒー?」と聞かれる。それもそのはず、メルボルンのコーヒーは種類がめちゃんこ豊富なのだ。
母が見ていたメニューには、short black、long black、flat whiteなどといった宇宙語が並ぶ。
long blackは熱湯にエスプレッソを注いだもので、日本の一般的なコーヒーに近いらしい。とは言っても、私が今まで飲んだlong backは日本のコーヒーよりも濃くて苦く、思わず口がすぼむほどだった。ちなみにshort blackはいわゆるエスプレッソのことで、flat whiteはスチームミルク入りコーヒーのことらしい。
日本に帰るまでにコーヒーは全種類制覇して、飲んだだけで違いが分かる人間になりたいなあ、なんて思いつつ、カフェでホットチョコレート(いわゆるココア)やチャイラテばかり頼んでしまうのはどうしたものか。コーヒーの苦みは、私にはまだ早い大人の味らしい。
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